コンピュータによるシミュレーションを用いることにより、その事象に興味や関心を抱かせたり、数理的に考察しようとする意欲を持たせたり、数理的な特徴に気づかせることができ、学習活動を活性化するのに有効であったか。 |
1次方程式(中1) |
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1 次 関 数 |
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2乗に比例する関数(中3) | ||
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1.1 次 関 数 |
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量の変化と比例(中1) |
2.方程式とグラフ |
対応と関数(中3) | ||||
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3.1次関数の利用 |
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連立方程式(中2) |
単 元 名 |
『1次関数』(全14時間) | |
題 材 名 |
小 題 材 名 | |
C1 次 関 数 [9時間] |
@1次関数 (1時間) | |
A1次関数の値の変化 (1時間) | ||
B1次関数のグラフ (2時間) | ||
C1次関数のグラフのかき方(1時間) | ||
D1次関数を表す式の求め方(2時間) | ||
E1次関数の利用 (2時間) | ||
D方程式とグラフ [3時間] |
@2元1次方程式のグラフ (2時間) | |
A連立方程式とグラフ (1時間) | ||
E1次関数のまとめ[2時間] |
@1次関数の式・表・グラフ の特徴と表し方 (1時間) | |
A1次関数の活用 (1時間)[本時] |
予想される学習活動 |
時間 |
指導上の留意点 |
評価 | ||
1.課題Tの1次関数の問題に ついて考える。 |
10分 |
・単に立式を行うだけでなく Aに比例する部分と切片の図 形的意味に気づかせる。 ・穴埋めの解答例を黒板に書 き、下位の生徒に援助を与え る。 |
・比例定数が 正の数の1次 関数であるこ とに気づき、 表現できたか | ||
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T右の図において、辺CD上を点PがCを出発 してDまで秒速2cmで進むものとする。点P がCを出発してx秒後の四角形ABCPの面積 をycm2とするとき、yをxの式で表しなさい |
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2.課題Tを参考に、課題U・ Vの1次関数の問題について 考える。 |
10分 |
・穴埋めのプリントを配布し 下位の生徒に援助を与える。 ・立式だけでなく、変域・グ ラフについても考えさせ、理 解を深めさせる。 |
・1次関数に 表すことがで き、変化の様 子の理解を深 められたか。 | ||
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U 課題Tを縦8cm、横10cm、点Pの移動速度2cm/秒とする。 @yをxの式で表しなさい。 Axの変域とyの変域とを示しなさい。 Bxとyとの関係をグラフで表しなさい。 V 課題Tを縦9cm、横12cm、点Pの移動速度3cm/秒とする。 @yをxの式で表しなさい。 Axの変域とyの変域とを示しなさい。 Bxとyとの関係をグラフで表しなさい。 |
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3.課題Wの1次関数(a<0) について考える。 |
10分 |
・穴埋めの解答例を黒板に書 き、下位生徒に援助を与える ・シミュレーションにより、 変化の様子が変わることに気 づかせる。 |
・傾きが負の 数の1次関数 を式・変域・ グラフに表せ たか。 | ||
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W右の図において、辺AD上を点PがDを出発 してAまで秒速2cmで進むものとする。点P がDを出発してx秒後の四角形ABCPの面積 をycm2とするとき、次の@〜Bに答えなさい。 @yをxの式で表しなさい。 Axの変域とyの変域とを示しなさい。 Bxとyとの関係をグラフで表しなさい。 |
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4.課題Wを参考に、課題Xの 1次関数の問題について考え る。 |
5分 |
・穴埋めのプリントを配布し 下位の生徒に援助を与える。 ・立式だけでなく、変域・グ ラフについても考えさせ、理 解を深めさせる。 |
・1次関数に 表すことがで き、変化の様 子の理解を深 められたか。 | ||
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X 課題Wを縦8cm、横10cm、点Pの移動速度2cm/秒とする。 @yをxの式で表しなさい。 Axの変域とyの変域とを示しなさい。 Bxとyとの関係をグラフで表しなさい。 |
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5.課題T〜Xの発展問題とし て、点Pの移動速度を毎秒2 cmとし、三角形ABPの面 積の問題に取り組む。 |
10分 |
・理解が遅れがちな生徒には ヒントが記入されたプリント を与え、個別指導を行う。 ・課題Xが早く終えた生徒に は先に課題Yを取り組ませる ・理解が遅れている生徒には 個の応じた目標に従い課題T から順に再び着実に学習させ 無理に先の課題に取り組ませ ない。 |
・課題意識を 持ち、自らの 課題に取り組 み、自分なり の答えが導け たか。 | ||
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Y右の図において、辺BC上を点PがBを出発 してC、Dを通り、Aまで秒速2cmで進むも のとする。点PがBを出発してx秒後の三角形 ABPの面積をycm2とするとき、次の@〜 Bに答えなさい。 @xの変域とyの変域とを示しなさい。 Axとyとの関係を式で表しなさい。 Bxとyとの関係をグラフで表しなさい。 |
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6.課題Yの練習問題の答え合 わせを行い、本時のまとめを 行う。 |
5分 |
・複雑なものを単純なもの、 明確なものに置き換えて考え るという関数の考えのよさに 気づかせる。 |
・関数の考え を用いようと する態度が育っ たか。 |
計算問題 |
A |
B |
C |
|
文 章 題 |
A |
B |
C |
上位群 |
16 |
41 |
43 |
上位群 |
14 |
48 |
38 | |
中位群 |
11 |
62 |
27 |
中位群 |
0 |
59 |
41 | |
下位群 |
0 |
41 |
51 |
下位群 |
0 |
22 |
78 | |
平 均 |
10 |
50 |
40 |
平 均 |
5 |
43 |
52 |
計算問題 |
A |
B |
C |
|
文 章 題 |
A |
B |
C |
上位群 |
49 |
35 |
16 |
上位群 |
11 |
35 |
54 | |
中位群 |
51 |
35 |
14 |
中位群 |
3 |
38 |
59 | |
下位群 |
10 |
56 |
34 |
下位群 |
6 |
12 |
82 | |
平 均 |
37 |
42 |
21 |
平 均 |
7 |
28 |
65 |
文部省 大阪書籍 中学校指導書 数学編 平成元年7月 文部省 東京書籍 小学校算数指導資料「関数の考えの指導」 1973年 田中正吾・松浦宏[編] 国土社 文章題の完全習得学習と指導 1983年 片桐重男著 明治図書 数学的な考え方の具体化 1988年 片桐重男著 明治図書 問題解決過程と発問分析 1988年