平成9年度情報教育指導者講座 中学校・数学(神奈川県)

平成9年9月30日  13時20分から14時10分


授業「東海道五十三次(中等部2年)」(情報科[選択教科])


慶応義塾湘南藤沢中高等部 情報科 田邊教諭              技術科 森 教諭


<本時の概要>
 自分の担当しているページの作成を行う。これまでに作成したテキストデータや画像等を本時は、オーサリングツールを使用してまとめる。資料が不足している生徒は、スキャナーで画像を取り込んだり、インターネットから収集する。

コンピュータはP100のIBM、スキャナーはGT8500
プリンタはCANONのモノクロレーザー5台とカラーレーザー1台



<授業の流れ>


○オーサリングツールの基本機能を教師がプロジェクター上に教師用コンピュータの画面を映し、その画面を見ながら、自分でも平行して操作を進める。
 オブジェクトページの作成、背景色の設定、フィールドの作成の方法等を知らせる。

○ページを増やす方法を知らせ、フィールドの複製をする練習をする。

○3ページ目に自分のテキストデータを取り込む。
 テキスト形式にしていない場合は、使えないので、後で、教師が変換してあげることを知らせる。それまでは、他の生徒の活動を参考に見ているように知らせる。
 長いテキストの場合は、フィールドのプロパティを設定し、スクロールバーを付加する。

○4ページ目にスキャナーで取り込んだ画像を取り込む。
 使用できる画像フォーマットも限られるので、変換が必要な場合は、後に教師が変換方法を知らせるか、変換してあげることを知らせる。多くのフォーマットが使えるが、BMPもしくはGIFを使用するように知らせる。画像サイズもあらかじめ変更する必要があるため、後に変更する方法を伝えることを知らせる。

 ○一人ひとりがページ作成の練習を行う。本時の段階では、資料をすべて揃た生徒はいないため、本時は、終了時にページを保存する必要はないことを知らせる。
 生徒は、百科事典、東海道53次について開設した本、検索結果をブックマークに登録しておき、インターネット(東海道53次クイズ)等の文章や画像データを使用する。