平成9年度情報教育指導者講座 中学校・数学(神奈川県)

平成9年9月30日  9時00分から10時20分


「インターネット実習」

NTT藤沢支店営業部 アドバイザー H.Y.



 神奈川県立教育センターには専用線を引いていないため、NTTの協力を得て今回の研修を行った。

●ISDNについて
 ISDNとは総合サービスディジタル通信網の略である(国際標準の通信網の名称)。
INS1500は24回線分の能力がある。ISDNのメリットは高速性(128Kでの通信が可能)、高品質性(劣化に強い高品質)、経済性(通信速度が速いのでコスト削減可。実際には、5.6k前後で通信)
Bチャンネル(2本)は、音声、データなどの各種通信の情報をやりとりする。
Dチャンネルは、通信に必要なデータのやりとりをする。受話器をあげると同時に自動的に始められる。
 INS64は、配線上(バス配線)コネクタ最大30個を接続可能(4本線使用)、通信機器最大8端末接続可能。ただし、ISDNは2チャンネルであるため、同時に2台使用可能。ISDNは接続中に移動して、他のコネクタに接続し直すことができる。番号を分けて特別にアナログ回線の識別が必要な機器なFAXなどを使用する場合、ダイヤルインサービス(番号付加)(有料900円)が必要である。




●OCNについて
OCN(オープンコンピュータネットワーク)の特徴
  1.全国にアクセスポイントがあり、10円/3分
  2.2400b/s〜6Mb/sまでの幅広い通信速度で対応
  3.定額制を基本とした廉価な料金体系

 OCNはプロバイダー(2種)とは異なるが、プロバイダーに似たサービス(1種)を行っている。OCNはインターネットのネットワークの一部である。OCNに契約したもの同士であればインターネットを経由しないで接続される。

●インターネット接続
 ブラウザとはHPをみるためのソフトウェアであり、インターネットエクスプローラーなどがある。アドレス(URL)とは、電話番号のようなものであり、そこに入力することにより、見たいページへ移動することができる。
 今回は4回線で20台のコンピュータをインターネットに接続して実習を行っている。