標本の割合と母集団の割合の関係から、実際には測定が困難な母集団の全体の数量を 求められるという標本調査のよさに気づかせ、より深い、実感を伴った統計的な見方や考え 方を育てるのに、シミュレーションによる実験は有効であったか。 |
標本調査の概念を理解し、標本から母集団の性質を推定する方法を知る。 | |||
関心・意欲・態度 |
思 考 ・ 判 断 |
技能 ・ 表現 |
知識 ・ 理解 |
標本調査に関心をも ち、統計的な見方で事象 を判断しようとする態度 を伸ばす。 |
無作為に標本を抽出し、全体 の平均値や数量を推定する方法 を理解する。 実験を多数行うと標本の平均 値や全体の数量の推定値が次第 に安定してくることの意味を理 解させ、標本調査の有用性に気 づく。 |
無作為に標本を抽出 し、標本平均を求め、母 集団の平均値を推定する 方法や標本での比率か ら、集団全体の数量を推 定する方法を身につけ る。 |
標本調査の概念とそ の用い方として標本平 均の算出方法と標本で の比率から母集団全体 の数量を推定する方法 を理解する。 |
関心・意欲・態度 |
思 考 ・ 判 断 |
技能 ・ 表現 |
知識 ・ 理解 |
標本調査に関心をも ち、統計的な見方で事象 を判断しようとする。 |
取り出した標本の特性を特 徴を生かした標本調査の方法 を理解し、標本調査のよさに 気づく。 |
無作為に標本を抽出 し、標本から母集団の 平均値や全体の数量を 推定する。 |
標本調査の概念と その用い方を理解す る。 |
標本調査の概念を理解し、標本の割合から母集団の数量を推定する方法を知る。
関心・意欲・態度
数学的な考え方
数学的な表現・処理
知識・理解
標本調査に関心をも
ち、進んで模擬実験に取
り組み、統計的な見方で
事象を判断しようとする
態度を伸ばす。
無作為抽出により全体
の数量を予想する考えを
理解する。実験を多数回
行うと予想値が次第に安
定する意味を理解し標本
調査の有用性に気づく。
無作為に標本を抽出
し、標本の数量を求め、
母集団の全体の数量を推
定する方法を身につけ
る。
標本調査の概念とその
用い方として標本から
全体の数麓を算出する
方法を理解する。
指導のねらい |
学 習 活 動 |
時間 |
学習活動への支援 |
具体的評価項目 |
母集団全体の数量 を、標本を使って推 定する方法を理解す る。 |
標本から母集団全体の 数量を推定する方法を復 習をする。 |
10 |
前時の学習内容を想起しやす いように流れ図を掲示するとと もにコンピュータでの実験手順 を明確にする。 前時では行わなかった実験を コンピュータのシミュレーショ ンで行いながら、標本から全体 の数量を推定する方法を説明 し、ソフトウエアの使い方を知 らせる。 |
標本から母集団全 体の数量を求めよう とする。 数量関係に気づ き、比を使って表 す。 |
標本からの推定の 有効性と有用性に気 づく。 |
同じ母集団から標本を 取り出し、母集団全体の 数量を推定する。 |
10 |
コンピュータにより抽出した 標本から自分で計算して、全体 の数量を推定し、実際の数値と 比較させる。 交替でさせ、生徒―人ひとり に実験をさせる。 |
l回の実験だけでは 偏りのあることに気 づく。 |
同じ母集団から複数 回、標本を取り出し、母 集団全体の数量を推定す る。 |
20 |
コンピュータのグラフ機能を用 いて、視覚的に実際の全体の数 量や標本からの推定値の平均と の関係を表す。 生徒―人―人にいろいろな場 面の実験を数多く行わせる。 |
標本からの推定値 の平均から推定する 必要性に気づく。 | |
標本から母集集団 全体の数量を推定す る方法への理解を深 める。 |
学習経過をもとに標本 から母集団全体の数量を 推定する方法を確認す る。 |
10 |
流れ図を用いて、学習経過と実 験結果をもとに標本から母集団 全体の数量を推定する方法を明 確にする。 実験を終えての感想などをま とめさせ、標本調査を有効性と 有用性への自覚を高める。 |
標本平均の考え を 用いて、母集団全体 の数量を推定するこ とができる。 |
○標本の一部から母集団全体の数量を推定する方法の有効性・有用性に気づいたか。
○標本の一部から母集団全体の数量を推定する方法が身についたか。
関心・意欲・態度
数学的な考え方
数学的な表現・処理
知識・理解
進んで実験を行おうと
したか。
実験結果の統計的意味
に興味をもったか。
無作為抽出の回数と母
集団全体の数量の推定値
との関係に気づいたか。
標本調査のよさに気づ
いたか。
標本の一部から母団
全体の数量を推定する
ことができたか。
コンピュータの機能
を生かして、標本調査
が行えたか。
標本の一部から母集団
全体の数量を推定する方
法における標本調査の概
念が用いられていること
に気づいたか。
母集団の全体の推定す
る方法を理解したか。
文部省 大阪書籍 中学校指導書 数学編 平成元年7月 文部省 大日本図書 中学校数学指導資料 学習指導と評価の改善と工夫 平成5年6月 文部省 大日本図書 小学校算数指導資料 新しい学力観に立つ算数科の学習指導の創造 平成5年9月文部省 東京書籍 小学校算数指導資料「関数の考えの指導」 1973年 文部省 ぎょうせい 情報教育に関する手引き 平成2年7月 田中正吾・松浦宏[編] 国土社 文章題の完全習得学習と指導 1983年 片桐重男著 明治図書 数学的な考え方の具体化 1988年 片桐重男著 明治図書 問題解決過程と発問分析 1988年