1.立方体の3頂点を結び、切断面の形が正三角形になる場合の切断について考察する。(10分) (1)事前にグループごとに厚紙で立方体を作成しておく。 (2)切断する前に、3DCUTで作成したプリントに切断面を描き、切断面の形を予想する。 (3)3DCUTで切断面の形を確認し、形が正三角形になる理由を知る。 (4)切り口は、切断面と立体の面との交線によって決まることに気づく。 |
2.立方体の3頂点を結び、切断面の形が四角形になる場合の切断について考察する。(15分) (1)プリントに切断面を描き、切断面の形を予想した後に厚紙の立方体を切断し、予想結果を検証する。 (2)実物を切断することにより4つ目の点の存在に気づく。 (3)3DCUTで切断面の形を確認し、形がそのようになる理由を知る。 |
3.1つの頂点を移動させ、切断面の形の変化の特徴を調べる。(15分) (1)プリントに切断面を描き、切断面の形を予想する。 (2)3DCUTで切り口の形を確認する。 (3)連続表示し、変化の特徴を調べる。 |
4.様々な立体の切断を行い、立方体の切断により、五角形や六角形もできることを知る。(5分) (1)記録された切断を呼び出し、様々切断ができることを知る。 (2)自由に切断を行う。 |
5.立方体の切断を中心に、立体の切断の学習のまとめを行い、立体の切断への理解を深める。(5分) |
3DCUTにより、プリント教材と同じ画面で切断の確認が行ったところ、「わかりやすい」という声が多く聞かれるようになった。コンピュータによる切断により、隠面との交線も切り口とすることに気づき「ここも切れるのか」などの驚きの声も聞かれた。また、自分の予想した通りに切断が行われるかをコンピュータで確認することができるため、短時間に何度も実験することができるため、予想と確認のサイクルが加速度的に速まり、理解を深めることができた。コンピュータによる切断がグラフィックだけでなく、数値でも表示されるため、切断面の形の確認作業への信頼性が高まった。 |